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「留置場で自殺を図った」「拘置所に移送された」…留置場と拘置所の違いは?

「留置場で自殺を図った」、「拘置所に移送された」。ニュースでは度々、留置場や拘置所という用語を耳にします。

弁護士ドットコムの法律相談コーナーにも、家族や知人が逮捕された相談者が「留置場と拘置所は具体的に何が違うのでしょうか」、「留置場にいる期間はどのくらいなのでしょうか」と質問が寄せられています。

留置場と拘置所とはどのような施設なのでしょうか。水野英樹弁護士に聞きました。

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「なぜ教えてくれなかった」職場盗撮で被害者も顧客も不信感 望まれる対処法は

教員による子どもの盗撮が大きく報じられ、学校という組織への信頼が崩れかけている。盗撮がこれほど大きな問題になったことはなかったのではないか。

それは学校だけでなく職場でも起きている。働く場所で従業員が盗撮に及べば、そこは安全に働ける場所ではなくなる。決して軽視されるような犯罪ではなく、企業は真剣に被害と向き合わなければいけない。

従業員による盗撮の問題が起きた際、企業は被害を受けた従業員や客にどこまで寄り添うべきか。問題が生じたことを公表するにあたって、どのような判断をすればよいのか。

性犯罪に詳しく、被害者支援に取り組む上谷さくら弁護士に聞いた。(弁護士ドットコムニュース編集部・塚田賢慎)

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政治色がある集会を後援しない自治体は「勇気がない」 憲法学者が苦言を呈する理由

毎年開かれている「憲法集会」などのイベントの共催・後援を、「政治的だ」という理由で断る自治体が現れてきたと話題になっている。

千葉県白井市は今年度から、「政治的色彩」がある集会を、共催・後援の対象から外すことにした。ここでの「政治的色彩」とは、(1)政治的に賛否など議論が分かれている特定の政策、(2)特定の政治上の主義、(3)特定の候補者や政党などを支持し、または反対する主張をおこなうおそれがあることだという。

同市によると、「共催」は、行事の企画・運営に参加し、共同主催者としての責任を分担することをさす。「後援」は、行事の趣旨に賛同し、開催を援助することだ。

同市は「共催・後援がなくても集会は開ける」と強調するが、こうした集会について、行政はどんな立ち位置でいるべきなのだろうか。憲法学者で、一橋大学大学院法学研究科教授の阪口正二郎先生に聞いた。

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注文時に確認したデザートの「半額クーポン」、会計で「使えません」と言われた…全額負担なんて許せない!

外食の際には、クーポンを上手く活用し、お得に楽しみたいものですが、弁護士ドットコムにはクーポンをめぐるトラブルについて相談が寄せられています。

相談者はショッピングモールのくじ引きで、飲食店のデザートメニューの半額クーポンをゲットしました。

念のため、注文時には店員にそのクーポンが使用可能かどうかを確認。「大丈夫です」と言われたため、デザートメニューだけを頼みました。

しかし、会計時にクーポンに「お食事のお客様に限ります」と注意事項が書かれていることがわかり、全額支払うことになってしまいました。相談者は「店側のミスなのに私が全額を負担するのもおかしい」と疑問に思っています。

店側が注文時に「クーポンを使える」と誤って説明した場合、店側に半額にするよう求めることができるのでしょうか。尾崎博彦弁護士に聞きました。

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入管法改正「最も危険な条文」止められず「タカ派は喜んでいる」 修正うったえた野党参考人・橋本直子准教授の後悔

難民認定の申請者など、非正規滞在の外国人に関する収容・送還ルールを見直した「入管法改正案」が2023年6月9日、自民・公明両党や日本維新の会など賛成多数で可決、成立した。

日本の難民認定は欧米諸国とくらべてケタ違いに数が少ない。また、その基準が厳しいだけでなく、入管の裁量に委ねられた決定過程を外部からうかがい知ることはほとんどできない。

申請者の代理人をつとめる弁護士や、熱心な支援団体が改正案の問題点を指摘し、異議を唱え、世論の批判もそれなりの高まりを見せたにも関わらず、国会内の数の力に押し切られるかたちで与党案が成立した。

こうした状況について、衆院の法務委員会で野党推薦参考人として唯一、修正協議をうったえた一橋大学・社会学研究科准教授の橋本直子さんは「私を含めた難民保護派にとって完敗でした」と振り返る。

なぜ、入管法案は修正されず、実質的にそのまま通過してしまったのか。今後、しばらく入管法の大きな改正を望めない中で、難民保護派は現状をどう受け止め、何にどう働きかけることが、状況の改善につながるのか。

これまでUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)やIOM(国際移住機関)、外務省などで難民保護や移民政策の実務に携わってきた橋本さんに、入管法改正と難民問題をめぐる現況を聞いた。

※なお、橋本さんは現役の難民審査参与員であるが、非常勤国家公務員としての守秘義務に抵触する内容は記事に含まれていない。

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YouTuber「へずまりゅう」さん逮捕、会計前の商品食べる お金払ったのにダメな理由

「迷惑系」とも称されるYouTuberの「へずまりゅう」さんが7月11日、窃盗容疑で愛知県警に逮捕された。

報道によると、愛知県内の商業施設で、会計前の「刺身」を1パック食べ、その様子をYouTubeにアップしていたという。店の関係者が動画を発見し、警察に相談していたそうだ。

動画ではその後、空になった容器をレジに出し、「お腹が減っていたので食べてしまった」旨を伝えて、会計を済ませている。

お金を払っているのに、犯罪になる理由は何か。YouTuberでもある藤吉修崇弁護士に聞いた。

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拡散されたイタズラ動画、すべて削除は「事実上不可能」「弁護士費用も億単位」

回転寿司店でレーン上の他人の寿司を食べたり、醤油ボトルの注ぎ口を舐めたりする迷惑行為が問題となっています。軽い気持ちで撮影したものでも、ネットに投稿すればたちまち拡散し、インターネット上に残り続けてしまいます。

こうしたいたずら投稿は、一度ネットで拡散されると簡単には消せないことから「デジタルタトゥー」とも呼ばれていますが、実際に消す方法はあるのでしょうか。

ネットの権利侵害に詳しい小沢一仁弁護士に聞きました。

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休日出勤後に休みたい! 「代休」と「振替休日」どんな違いがある?

本来お休みの日なのに、休日出勤した。そんな場合、別の日に休むことは「代休」なのか、「振替休日」なのか、知っていますか?

弁護士ドットコムの法律相談コーナーに、休日出勤をしたところ、労務管理担当者からは「振替休日にして」と言われ、直属の上司からは「代休」と、正反対の指示を受けたと相談が寄せられました。相談を寄せた人は「代休と振り替え休日の違いわかりますか?」と聞いています。

「代休」と「振替休日」は、法律上の扱いは全く異なります。どんな違いがあるのでしょうか。森田梨沙弁護士の解説をお届けします。

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新しい職場でケガをしてしまった! 「試用期間」でも「労災」は認められるのか?

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店のトイレに長時間こもる迷惑客、店員が声かけると「逆ギレ」…法的な問題は?