この事例の依頼主
60代 男性
相談前の状況
被害者は助手席に同乗中、運転者の転回による衝突事故に巻き込まれ、脳挫傷等の重傷を負いました。治療後も高次脳機能障害(9級10号)や醜状障害(9級16号)が残り、併合8級が認定されました。後遺症として怒りっぽくなるなど精神的な影響にも苦しんでいました。
解決への流れ
訴訟では被害者にも過失があったかが争点となりました。弁護士は、救急活動記録票を取り寄せることでシートベルトを着用していたことを立証し、被害者に過失がないことを前提とする和解を勝ち取ることができました。
過失割合やシートベルトの着用有無が争点となる難しい案件でしたが、証拠の取り寄せにより依頼者の正当性を立証でき、無過失を前提とした解決ができました。被害者の方にもご納得いただける結果となり、弁護士として良い解決事例になったと思います。