犯罪・刑事事件の解決事例
#死亡事故 . #慰謝料・損害賠償

【死亡事故】死亡事故の被害者の代理として、7000万近い損害賠償を獲得できた事例

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大達 一賢 弁護士が解決
所属事務所エジソン法律事務所
所在地東京都 千代田区

この事例の依頼主

年齢・性別 非公開

相談前の状況

60代後半無職の女性がひき逃げにより死亡した事案において、被害者の親族から相談を受けた。事故の態様が、飲酒運転の可能性があり、しかもひき逃げであったことから、かなり悪質性が高く、通常より高額な損害賠償請求が可能と判断し、加害者を提訴。なお、刑事処分は既に済んでおり、飲酒運転については立件されていなかった。

解決への流れ

過失態様に争いはなかったものの、60代後半という女性の属性からすれば、逸失利益などがあまり見込まれない事案と言わざるを得なかった。しかし、逸失利益を労働者分と年金受給者分に分け、また、労働者分についても、現実の就業はないものの、潜在的な就業能力が高かったことなどを立証するとともに、非常に多くの友人や知人に恵まれていたことなどを、多くの物証や関係者の陳述書などを重ねるとともに、過去の裁判例などを詳細に分析して主張立証した結果、当初、加害者側保険会社より提示を受けた2000万円あまりの損害賠償額に対して、7000万円近い損害賠償を獲得した。

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大達 一賢 弁護士からのコメント

事故の被害者の思いを裁判官にしっかりと届けられたため、得られた結果だと思います。依頼者の代理人として、依頼者の思いをしっかりと相手方や裁判所に伝え、その結果、妥当な解決をはかることが出来た事案です。もっとも、状況等から、加害者が飲酒運転をしていたことは明らかであったものの、あまりその点を強調すると、加害者と加害者側保険会社との関係において、保険金支払いの免責事項に該当する可能性があったことから、その点についてはあくまで慰謝料額の判断における関連事情として主張するにとどめることとしなければならなかったのが、ポイントのひとつと言っても良いかもしれません。